猫の飼い方

猫を愛する方へ

ねこちゃんは具合が悪くても、ギリギリまで元気に振る舞います。飼い主さんが気付いた時には手遅れのこともあります。
定期健診など成猫の予防を参考に、病気をさせないよう全力を尽くしてください。
また、子供の頃から病院に慣れておくと、治療が必要な時ストレスを最小にすることが可能です。
体重測定だけ、爪切りだけでもご来院ください。

仔猫を迎えたら

⚑お家に来たらすぐ病院へ

ねこちゃんが家に来たら、すぐにうんちを病院に持ってきてください。ねこちゃんのお腹には、回虫などの消化管寄生虫が住んでいる場合があります。糞便の処理を誤ると、人にも感染し、子供の場合重篤な症状が出る場合があります。
まず検便を行い、虫がいた場合は駆虫薬を飲んでやっつけます。その時一緒に楽しい生活の仕方をお話しします。食事の量、どのようなおやつをあげたら良いか、日々のお手入れについてお話します。
また、ねこちゃんがなりやすい病気と病気にさせない方法についてお話しいたします。

〇身体検査
筋肉、関節、リンパ節の触診、聴診による心・肺音のチェック、口腔内の異常がないかなどをチェックします。



⚑仔猫の予防(1歳以上の成猫の予防は異なります。)

〇生後63日
一回目  混合ワクチン接種
二回目   混合ワクチン接種(一回目注射後、3~4週間経ってから)
『ワクチンを打って、体が忘れかけた頃もう一度打つ』を繰り返すことで強い免疫が残せます。
二回目が終われば、次は1年後になります。その後は年1回の注射で十分な効果が得られます。

〇初めての春
ノミ・ダニ予防
3月~11月まで月一回内服薬または首の後ろにつける薬で予防します。
ノミ・ダニは痒いだけでなく、恐ろしい病気も媒介します。
ご家族に移すことがありますので、しっかり予防しましょう。

猫の予防接種

⚑「とにかくかわいい。外に出したくない。病院で怖い思いをさせたくない。」

気持ちはわかりますが、やはり予防はすべきです。
ねこちゃんは、かなり具合が悪くなるまで、元気に振る舞うので、「いつもと違うな」と飼い主さんが気づいた時には、かなり病気が進行していることも少なくありません。
手遅れにならないようにするには、ワクチンや爪切りなどで、定期的に通院し、獣医師に診てもらうこと、最低でも1年に1回は健康検査を受けることです。大切な仔を守ってあげられるのはあなたしかいません。
具合が悪くなった場合、『初めての病院』と『通い慣れた病院』とで治療するのでは、心の負担も全く違います。元気な時から通っていただき、ねこちゃんとの信頼関係を築いていきたいと考えております。
TEL.03-6451-7016



⚑どんな予防があるのか(一歳未満の仔の予防は仔猫を迎えたらをご参照ください)

〇年一回の健康検査
年に2回 春と秋に当院に通われている仔のお宅にお手紙でお知らせいたします。
若ければどちらか年一回、7歳以上であれば両方受診することをお勧めしております。
健康検査はもっとも大切な予防と考えております。

〇3種混合ワクチン
一回の注射で猫カリシウイルス感染症、猫ウイルス性鼻気管炎、猫汎白血球減少症と3つの病気を一度に予防できます。
※ワクチン接種後丸一日は慎重に経過観察、何か変化があればご連絡ください。 1週間はストレスのかかることは 禁止です。
万が一、副反応(顔が腫れた、元気がなくなった、嘔吐など)が現れた場合はご連絡ください。

〇ノミ・ダニ予防(月一回、首の後ろに垂らす薬)
基本的に予防期間は3~11月ですが、お外に出る仔は冬でも必要です。
お外で生活している仔にはかなりの確率でノミがついています。ねこちゃんの背中で生活しているノミは冬でも活発に飛び回り、遊んだり、ケンカのときに相手に冬でも移します。

〇外に出さない
りっぱな予防です。お外で生活している仔の平均寿命は4歳以下と言われています。それだけ外は危険なのです。 ケガ防止、病気をもらわないようにお外には出さない工夫が必要です。

猫の避妊去勢

⚑猫の避妊・去勢手術

自由恋愛を許してあげられないので、避妊・去勢を行なわないと、発情の度に物凄いストレスを受けます。猫の避妊・去勢は望まない妊娠を避けること、ストレスからの解放が最大の目的になります。もちろん、性ホルモンが災いする病気の予防にもなります。

⚑当院の手術の流れ

※手術の前日までに一度診察が必要です
①電話で予約を取っていただく
※手術は予約制です。

手術前日
- いつもの生活は可能ですが、手術で体力を使うのでシャンプーなど疲れることは禁止です。
- 夕食は夜の9時までに済ませること(手術の12時間前から絶食です)
(手術中胃を空にしておくとより安全な手術が可能です)

手術当日
- 朝9時から10時までにご来院
(お水はご来院直前まで与えてください)
- 手術の説明とお預かり
- 手術前の検査
 血液検査(血糖値、肝・腎・赤血球・白血球・血小板など)
高齢の仔または循環器に不安がある仔は胸部X線検査を追加

②良好な結果であることを確認し、手術同意書にサインと印鑑を頂きます
麻酔
- 術前投薬として強心・抗不安注射(より安全に、ストレスなく手術をするために)
- 留置針(緊急薬投与のための血管確保)
- 挿管(誤嚥防止・ガス麻酔濃度の正確な調節のため)
- ガス麻酔(麻酔深度の調節が注射麻酔より容易で、安全性が高い)
- 麻酔管理(心拍・心電図・呼吸・酸素分圧管理、保温)
- 避妊・去勢手術実施

③術後の説明
手術後3日もしくは4日後
- 再診+傷チェック(女の子の避妊のみ)
2週間後
- 再診終了(男の子、女の子ともに))
当院では去勢(男の子)は日帰り避妊(女の子)は一泊入院です。
さらに詳しくお知りになりたい方は、お電話またはご来院にてお尋ねください。
03-6451-7016

長生きするために

⚑家族に7歳以上のねこちゃんがいる方へ

ねこちゃんがご来院された場合、『かなり悪くなってから』が非常に多いように思います。また、季節や生活の仕方で患う病気の種類がほぼ決まっているようにも思います。
ポイントを押さえて、注意すべきことを注意すれば、危険を回避できるということです。
例えば、冬は、圧倒的に泌尿器の疾患が多くなりますが、飲水が減り尿が少なく濃くなる危険な時期ということを知っていれば、水の減り、尿量を注意し、異常を早期に発見できるのです。
また、尿用のフードを食べているから安心というわけではありません。味付けが濃く飲水を促す尿用フードをいつまでも食べ続け、腎臓・肝臓を痛めている場合も高齢猫にはあります。

⚑当院がお勧めする7歳以上の予防健診プログラム

3~6月 春の健康検査
血液検査やX線検査などによる健康診断で食事が合っているか負担をかけている臓器はないかチェック

3月 ノミ・ダニ予防開始

10~11月 秋の健康検査
尿・胸部X線検査はもちろん、春の血液検査で不安のある仔は血液検査をプラス
心・肺・泌尿器に最も悪い冬を迎える前にチェック

11月 ノミ・ダニ予防終了

猫 施設紹介

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東急目黒線大岡山駅から徒歩2分
駐車場完備
第1駐車場と第2駐車場に、それぞれ1台ずつ駐車できます。
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